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古賀一成

砂漠

組曲「平和への行進」への思い

30回を超えるモンゴル訪問の中で、毎回のように大草原に車を走らせ、満天の星と乗馬を楽しんできました。衆議院日本モンゴル議員連盟の事務局長、会長としてのモンゴル訪問は、ウランバートルだけでしたが、10回に及ぶ「大草原子供キャンプ」、最近はモンゴル初体験の友人を引き連れてのモンゴルの旅は、皆、大草原と乗馬、宇宙と満天の星が楽しみです。

 

今まで何万キロもモンゴル草原を走りました。とにかく果てしなき草原です。ジンギスカンのモンゴル帝国の領土拡大の動機は何だったのか、馬だけで、途方もない距離を西へ進んだ意図は何か?単に土地や資源を求めたのではない。見知らぬ文明との接触で何かを得ようとしたのか?

ウクライナ紛争が勃発した後、世界平和を願う人類の願いを、「平和への行進」という交響詩で訴えようと思い立ちました。

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<第一楽章>

晴天の穏やかな大草原で、雷鳴が鳴り響く。これを見上げ聞いた遊牧民達は、「天の怒りか?地球で起こっている人類絶滅戦争の危機への警鐘か」と悟る。「戦いを止めよう、民族の触れ合いと融和で平和を取り戻そう!平和の騎馬隊を連ねて、地球の母たる太陽の軌跡を追って、西へ西へ行進を進めよう」と決意する。

<第二楽章>

前日の天の怒りを聞いた民たちが、東西から続々と馬に乗って集まる。いざ出発だ。騎馬隊は日々拡大し、太陽を追って、西へ西へと進む。夜は満天の星の下、馬を休め、天の宇宙に想いを馳せる。

<第三楽章>

いよいよ草原、山岳地帯を越え、平和の行進の騎馬隊は、異文化、異民族の街を通過する。軍隊が来た、侵略に来たと緊張し、戦う姿勢を見せる市民も、友好と平和を願う騎馬隊の表情に安堵し、彼らのリズムで、踊り出す。騎馬隊の4拍子にリズムと民衆の踊る3拍子のリズムは、やがて一体となって、融合する。平和への行進の思いが結実したのだ。

<第四楽章>

紀元前から飽ことなく続いてきた人間同士の戦い。しかし、人類は核戦争による全生命滅亡の危機を知った時、初めて戦争の愚かさを知ったのだ。

人類に啓示を与えた天を見上げ、争いの終結と平和回復を報告、未来永劫の融和と平和を約束する祈りの歌が、天に響く。

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